紅白鯨(こうはく くじら)
誕生日:9月4日生まれ
性 別:男
血液型:AB型
身長:168cm
校内活動:合唱部
得意教科:国語、英語、地理
苦手教科:無し
好 き:鶴亀鯨、向日葵、音楽、宇宙、人
得 意:家出
嫌 い:家族、幸せを邪魔されること
苦 手:なし
髪 色:月白色
瞳の色:角度によって色が変わる
出 典:がくぱろ!
作 者:鳴海穗
その他:9月1日からの転入生
テンション高い紳士のエセ帰国子女。
同時期に転入する鶴亀鯨に対し好意を寄せている。彼に対し「末永く宜しく案件=運命」を感じている。
学校生活は基本的に鶴亀君とつるむ。
クラスメイトとの仲は良好で、皆を喜ばせること、楽しませることを惜しまない。
無自覚の同姓愛者。でも女性も恋愛対象として見ることができる。
素性
父親は世界規模に展開する財閥の会長の息子。完璧主義者。
母親は国内市場を掌握する大手銀行創業者の一族。高飛車な令嬢。
その為、幼い頃から限度を越えた教養を受け、厳格に育てられる。
与えられた課題は遊ぶ時間を一切なくし、学校の休み時間や寝る間も惜しむこと無く学び、習練を重ねる日々を過ごしている。
その教育は無茶とも言えるものであり、習得できなければ親や使用人からのDV的な圧力をかけられていた。(暴力だけでなく性的暴力もある)
彼が親に逆らえないのは心の奥底に植え付けられた恐怖心からである。
鯨の体には右眉が変な形で剃られてたり、背中に熱湯や油をかけられた痕が残っている。
左の尻にはDevilという文字が引っ掻き傷が残っている。
それらは化粧品で覆い隠してる。
血の繋がらない親
10歳のある日、見た目と能力にクラスメイトから嫉妬され傷害事件に巻き込まれる。
出血量が酷く、今すぐに輸血が必要であったが病院のストックが足りない状況で親からの輸血を行うことになる。
しかし、母親と一致していた筈の血液型が一致しないことが輸血前に判明する。
幸い、輸血用パックは他の病院から供給があり鯨の一命はとりとめたものの、両親共に血が繋がっていないことが判明する。
血統をまもりたい二人は一生の秘密として厳重に診断書を保管する。
傷害事件を起こしたクラスメイトは1週間後から失踪している。
転々とする学校
親の仕事の都合で小学生より学校を転々としていた。
海外に在住していた期間の方が長い。
日本語ではふざけた言い回しではあれはあくまでも友好的にしたいという気持ちの現れである。ユックリ話せば普通に話せる。
高校からは大学入試の為、転校を無くし同一の学校に通うこととなっていた筈だが……。
入鹿という存在
鯨が同性愛に目覚めた要因で、鯨がもっとも憎みたくても憎めない愛する存在。
孤島での出産でたまたま同じ日に同じ場所で生まれた人で看護師のミスにより入鹿家と紅白家の子供を逆に管理されてしまい複雑な環境下になる。
本当は入鹿が紅白家の真の息子で、鯨が入鹿家の真の息子。
紅白家とは違い、“その子供に合った教育”や“興味があることをたくさんやらせてあげる”スタイルであったため、鯨の心の闇はより深くなる。
それでも無邪気に紅白に声をかけたり、洞察力が高く、本心を見抜く力が備わっていた入鹿は紅白の苦しさを分かち合い、紅白家で受けているものは自分で呑み込み、入鹿を幸せにしようと振る舞うようになる。
だが、家に窮屈な鯨の様子を見抜いていた入鹿は安直ではあるが彼を救うために紅白家から鯨を連れ出そうとするが、使用人に目撃され誘拐犯としてでっちあげられる。
冤罪で捕まりそうになる入鹿家を前に、紅白家の関係者が入鹿家を放火。焼け落ちた家屋から2人の大人と高校生の遺骨が発見されたことを知り、鯨はより紅白家を憎む要因となる。
大好きだった入鹿を失ったことが自分のせいと悔やみ寝込むようになる。
親には学校を休んだことが紅白家の恥として扱われ、2学期から転校することになる。
夏頃。いつまで悲しんでいても仕方がない、ただこれ以上大事な人を失いたくない。苦痛を与え続けた紅白家に天罰を、そして自分の周囲にいる人には悲しい思いをさせないように自分が身代わりになって他人に幸せを与えるような立ち振舞いになる。
転校後、自分と同じ誕生日、構ってちゃんタイプで髪と瞳の色が同じな鶴亀鯨と出会い入鹿の存在と重なる。
入鹿とは異なるが彼にしてあげられなかったことを鶴亀にしてあげるようになり、次第に気持ちは恋人に送るような愛へと変わっていく。